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コラム

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放課後等デイサービスにおける児童発達支援管理責任者の役割~宜野湾市の児童デイサービスまはろの場合

はじめまして、株式会社ライフデザイン・児童デイサービスまはろ宜野湾志真志で児童発達支援管理責任者をしている比嘉奈美子です。
皆さんは、児童発達支援管理責任者(通称「児発管」じはつかん)をご存じですか?
障がいのある子どもたちが通う放課後等デイサービス(児童デイサービス)に欠かせない専門職ですが、一般にはあまり知られていないかもしれません。
恥ずかしながら私も、こんなお仕事があるとを知ったのはまはろ志真志でお仕事をスタートしてからでした。
ですが、児発管は障がい児支援においてとても重要な役割を果たしています。
今回は現役児発管である私の立場から、児発管のお仕事と放デイにおける役割をご紹介します。

児童発達支援管理責任者とは

児童発達支援管理責任者(児発管)は障がいのある子どもたちのために個別支援計画を作成したり、療育全体を管理する重要な職種です。
児発管になるには、保有資格にもよりますが5~8年の実務経験ののち基礎研修・OJT・実務研修を受ける必要があり、知識と経験を兼ね備えなければ取得できない資格です。
放デイなど児童発達支援施設には、必ず児発管を1名以上配置しなくてはいけません。
まさに障がい児支援の要といえる専門職です。

それでは放デイにおける児発管の役割を具体的に見ていきましょう。

放課後等デイサービス(児童デイ)における児童発達支援管理責任者の役割

 

放デイの児発管には様々な役割があります。
児童デイサービスまはろの場合を例に、具体的にご紹介します。

個別支援計画書の作成

個別支援計画は子どもたちの状態を的確に把握し、どのように支援していくかをまとめた療育の基本となる計画書です。

個別支援計画の作成にあたっては、まず利用契約の際に保護者とお子様の現在の状況について面談を行います。
保護者からお聞きしたご自宅や学校でのお子様の現況。
担当の相談支援専門員からの情報提供。
そして、お子様自身のご希望。
それらすべてを鑑みて、お子様が楽しみながら成長できるように一人ひとりに合った個別支援計画書を作成します。

相談支援業務

児発管は保護者の相談にも対応します。

周りから見れば小さなできごとでも、当事者であるお子様や保護者にとっては重大な悩みにつながることがあります。
どんな小さな悩みでも我が子を思う親の悩みは深刻で、1人で抱え込んでしまうことも少なくありません。
学校生活での子どもの行動や、お友達とのトラブル。
食へのこだわりや学習面等々・・・。

私たち児発管は具体的な相談に対応するのはもちろん、言葉で伝えられない悩みはお子様や保護者の表情からSOSをキャッチして心に寄り添うよう努めています。
保護者の皆さんが少しでも肩の力を抜き、笑顔で子どもと向き合えるようにサポートします。

各種会議への参加(モニタリング会議・担当者会議)

関係者との会議も児発管の重要な仕事のひとつです。
モニタリング会議や担当者会議は相談支援専門員が主体となり保護者・学校・事業所・公的機関の担当者が参加。
事業所で行っている療育の方向性や支援内容、お子様の現況等について各々の情報を共有します。
お子様のことを第一に考えてよりよい療育支援を提供できるように方向づけていくのがこの会議の目的です。

児発管は放デイの責任者として子どもの様子を伝え、ほかの関係者から情報を集めます。
それらの情報を事業所へ持ち帰り会議記録の作成、事業所職員に周知して明日からの療育支援へつなげます。

実績表の確認

日々の療育の内容を記録した「実績記録表」を確認します。
送迎の有無、療育提供時間、個別課題の内容、集団課題の内容、その日の体調などはもちろん、子どもが過ごした1日の内容が丁寧に記載されているかを1枚1枚確認します。

各関係機関への情報提供(児童相談所・市役所・警察署など)

子どもたちを取り巻くすべての関係機関と連携を図り、子どもの健全育成に努めます。
保護者の皆さんや私たちがどれほど配慮していても、思春期特有の事件や事故に巻き込まれてしまうケースもあります。
そんなときには子どものケアや各関係機関への情報提供や協力要請に応じ、何が子どもにとってよい結果になるのかという視点から各機関と連携を図るのも児発管にとって大切なお仕事のひとつです。

また、あってはならないことですが 療育中にお子様がケガをすることもあります。
その際は、経緯や内容の詳細を記載した事故報告書を作成し、県庁や児童の居住地がある役所へ提出します。

送迎・療育

児発管も療育提供時間中に会議等がない場合は積極的に療育に参加します。
送迎にも携わり、下校時間に合わせて学校へのお迎え、夕方は各ご家庭への送迎を行います。
療育に直接関わることで、個別支援計画書に組み込んだ支援目標の達成度合いや子どもたちの現在の課題等が見えてくるため、個別支援計画書の見直しに活かせます。

何より子どもたちと過ごすことで私自身が癒され「この仕事に就けて幸せ」と感じられる大切な時間です。
個別支援計画書を作成する際には学校からの情報や保護者様から聞くご家庭での状況ももちろん大切ですが、私は自分自身が子ども達と関わって見えた子どもたちの姿も重要だと捉えています。
ですので、児発管自身が療育に参加し子どもたちと触れあう時間も児発管の業務において大切な時間だと考えています。

管理者定例会

株式会社ライフデザインでは、毎月「管理者定例会議」を実施しています。
各事業所の管理者・児発管はもちろん、会社代表、統括部長、児童部門部長が本社に集まり、各事業所の現状報告をするほか、困っていることや悩んでいることを相談し合います。
この定例会では毎回、虐待防止研修も行っています。
研修内容を各事業所に持ち帰ってスタッフに周知・研修し、虐待防止にも力を入れています。

人材育成・チームワーク醸成

現在、まはろ宜野湾志真志事業所には児発管、正社員、パートさんを合わせて職員15名が在籍しています。
専門職員(作業療法士・言語聴覚士)、保育士、児童指導員各々が専門知識を活かし子ども達の療育支援に携わっています。

療育はチームワークが大切で、職種は違えども全職員が同じ方向性に向かって気持ちをひとつにして子どもたちに関わることが重要です。
子どもたちはとても感受性が豊かです。
事業所の雰囲気や職員間に流れる空気を敏感にキャッチします。
職員同士が同じ方向性を向いていないと、子どもは「何が正しいのか?」「誰の話を聞けばいいのか?」戸惑ってしまいます。
子どもたちがよりよい環境で療育を受けるために、事業所の雰囲気をつくるのも児発管の役割です。
職員の「褒められたい」「自分の気持ちを理解してほしい」といった心情にも心を配り、職員一人ひとりがモチベーションを維持し、プロの療育者として子どもたちに関われるよう職員のサポートに努めています。

具体的には、14名のスタッフ一人ひとりの得意なこと、不得意なことに目を向けています。
得意なことを活かしてさらにに成長できるように。
少し苦手意識を感じている部分に対しては自信を持って取り組めるように、本人の気持ちを大切にしながら成長していけるようサポートしています。

どれほど豊富な知識や経験を持っていても、それを発揮できる環境がなければ子どもたちのために活かすことができません。
志真志事業所では、職員同士が思いやりを持ってひとつの目標に向かって進んでいくために、児発管が安心して業務を取り組める環境を整えています。
それが質の高い療育につながると信じて取り組んでいます。

もちろん、私自身が悩んだり落ち込んでしまうこともあります。
そんなときには、同じ事業所の職員、そしてライフデザインの仲間たちが手を差し伸べてくれます。
悩むからこそ自身も成長し、子どもたちや保護者様のサポートができる。
人材育成は私自身の成長にもつながる業務です。

児童デイサービスまはろの児発管として

放課後等デイサービスにおける児童発達支援管理責任者の役割について説明しました。
児発管の役割を一言でまとめると、各家庭の「お父さん・お母さん」のような存在です。

子どものことを第一に考え行動する。
可愛い我が子のために「環境を整える」「良いところを褒める」「間違ったことは修正するように導く」。
児発管が担う業務のひとつひとつが家庭と直結し、子どもたちにとって大きな影響を与えます。
それほど、責任重大でたいへんな業務ですが、私は児発管のお仕事にとてもやりがいを感じています。

人の人格形成は幼少期の経験が大きく影響するといわれています。
そんな大切な時期に多くの子どもたちと関わり、子どもたちの長い人生の1ページを一緒に過ごすことができる。
子どもたちと一緒に悩み、一緒に成長していく。
たくさん笑って、たくさん泣いて目まぐるしい日々ですが、できることが増えたときの子どもたちの表情は格別です!!

まはろに通う子どもたち一人ひとりが、ここを卒業して社会に巣立っていくその日まで、お父さん・お母さんに負けない愛情を子どもたちに注ぎ、子どもたちが胸を張って歩んで行けるように全力でサポートしていきます。

保護者の皆様へ

今、子育てに悩んでいる保護者の皆様。
我が子の発達が気になっているお父さん、お母さん。
どうか、自分の目の前にいる子どもを周りと比べないでください。

どうしても周りと比べて落ち込んでしまう・・・そんなご両親の表情を子どもは全身で感じます。
○年生なんだから!お友だちはできるのに!とついつい比べてしまう。
その気持ちはよく理解できます。
ただ、周りと比べても、子どもの成長は感じらません。
生まれて来てくれた日のことを思い出してください。
お乳を飲むしかできなかった我が子が座れるようにになり、歩けるようになった。
1年前にできなかった事が今はできるようになっている。
それはとてもすごいことです!!

1年前のお子さんと現在のお子さんを比べてください。
きっと何か成長しているはずです。
できなかったことができるようになったとき『がんばったね!すごいね!』と思いっきり抱きしめて褒めてあげてください。
ご両親のその言葉を子どもたちは待っています。
私たち療育者は、子どもたちとご家族を支える応援団です。
皆様に幸せが訪れるように全力でサポートいたします。

株式会社ライフデザイン 児童デイサービスまはろ宜野湾志真志
児童発達支援管理責任者:比嘉 奈美子